応急手当について
救急現場に遭遇したら
呼吸や心臓が止まったり多量に出血している人の命は、救急車が到着するまでのわずかな数分間に、応急手当をおこなったかどうかで大きく左右されることがあります。何の手当もしないで救急車を待っているだけでは、助かる命も助からないという状況になりかねません。
頼りはその場に居合わせた「あなた」です。万が一救急現場に遭遇したら、勇気をもってあなたに出来ることをしてください。
(※仙南消防本部管内では、救急車の到着に要する時間は平均約8分がかかります)
★声をかける
「もしもし、大丈夫ですか?」この声から救命のリレー(連鎖)がスタートします。
★助けを呼んでください
(1人よりも2人、2人よりも3人・・・)
★119番通報
(誰かがするだろう、していると思っていませんか?)
★応急手当の実施
(方法に不安があれば119番の指令課員が口頭でお教えします。)
★AEDを持参
(公共施設のほとんどにAEDが備え付けられております。)
★周囲の安全の確認
(二次災害に備えましょう。)
★人工呼吸や心臓マッサージの交替
(絶え間なく継続することで助かる確率が高くなります。)
★救急車の誘導
(手を振るなどし、現場を案内してください。)
応急手当の方法
突然の事故や怪我、病気などに遭った場合に、どうしていいかわからなかった・・・。
救急車が来るまで何をしたらいいのかわからなかった・・・。
このようなことがないように、応急手当の知識はとても重要なものです。仙南消防本部では「救急車が来るまで」をテーマに応急手当や救命に必要な基礎知識のほか、「人工呼吸」や「胸骨圧迫」、「止血」、「AEDの取扱方法」などの講習会を行い、実技を通して学習していただいています。
頼りはその場に居合わせた「あなた」です!
(講習会の詳しい内容については、「講習会等」のページをご覧ください。)
※応急手当の基礎知識や心肺蘇生方法は、総務省消防庁のページでも紹介していますので、「応急処置マニュアル」(外部リンク:総務省消防庁)をご参考にしてください。
AED(自動体外式除細動器)
★AEDとは
人が突然倒れる時は心臓の病気(心筋梗塞や不整脈等)に起因していることが多いといわれております。これらの場合、心臓は心室細動(心臓がブルブルと小刻みに震えるだけで、血液ポンプとしての機能を果たしてない状態)を起こしていることが多く、非常に危険な不整脈の状態となります。何もせずに放っておけば心室細動の発生からAEDによる除細動までの時間が1分間遅れるごとに7〜10%ずつ助かる確率 が減少していき、間もなく死に至ってしまいます。
AEDは、電気ショックを与えて心室細動を除去し(除細動)、心臓を正常なリズムに戻すことの出来る唯一の医療機器です。
★操作について
操作は簡単でAED指示する音声ガイドにしたがって、電気パッドを適正な場所に貼付するのみで、その後はコンピューターが自動的に傷病者の心電図を解析し、除細動の必要性を判断します。除細動が必要であれば、音声ガイドが必要な処置(ショックボタンを押す)を指示してくれます。
医学的な知識や複雑な操作は必要ありません。
★設置場所について
市、町等の公共施設、駅、学校、大型店舗、工場等人が多く集るような所の目の付きやすい場所に設置されております。
救急講習会
「救急車」がくるまでにをテーマに応急手当や救命に必要な基礎知識のほか、「人工呼吸」や「胸骨圧迫」「止血」「AEDの取扱方法」などの実技を学習していだだきます。
頼りはその場に居合わせた「あなた」です!
救急講習会実施のご案内(講習会の内容や開催日程をご案内しています。)
応急手当WEB講習
当消防本部では、令和6年1月1日から普通救命講習T・U・Vに限り【e-ラーニング】応急手当WEB講習を併用した受講が可能となります。
応急手当WEB講習に関するご案内はこちら