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| わたしが“AZ9ジュニア・アクターズ”と出会ったのは1997年。これまで公演のために10本(改訂版を含め11本)の新作戯曲を書き継いできました。40人にも及ぶ子どもたちの芝居が書けるんだろうかとおっかなびっくり引き受けてあっという間の10年です。
子どもたちを芝居を介して将来の地域の文化リーダーに育成しようという膝を叩いて「なるほど」という企画は果たして、実を結んで来ているように感じます。今はまだ小さなつぼみですが、芝居を含む芸術文化の成長はそれほど順調で甘いものではありません。おまけに将来どういう風に転ぶか、どんな道を選んで歩き続けるのか不分明な多感な子どもたちは気まぐれでおっちょこちょいで、そして純粋です。そんな子どもたちの「芝居とツキアイタイ。仲間とツキアイタイ」という一点だけでこの10年継続できたのは奇跡ともいえます。 でも奇跡を起こすには日頃の蓄積がモノをいうんです。感覚だけで勝負が出来るくらいわたし達は天才ではありません。凡才、普才、愚才、低才、鈍才たちが雁首寄せ集め、ああでもないこうでもないと口角泡飛ばし、侃々諤々、腰ガクガクやってきたから現在の“AZ9ジュニア・アクターズ”があるのだと思います。 子どもたちの成長は目に見える形で顕れます。毎年公演の時期になると手伝いに来てくれる“アクターズ”の卒業生たち。「ゆうじん先生こんにちは」と声をかけられると、なにか日常生活で忘れ去っていた心の泉に触れたような気がします。“AZ9ジュニア・アクターズ”はそんな風に地域の人たちに愛され育まれてきているのでしょう。子どもたちを愛することは将来の大人たちを愛することにもつながります。大人が元気なら子どもも元気です。 |
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